2008年02月03日

無責任男のスーダラ雑感…

b9191fed.jpgこんにちは!いつもありがとうございます。

さて、先月の16〜17日とEGGこと、

エクステリア・ガーデングループの全国定例会で、

千里万博公園に行ったのですが、

EGG事務局の藤田さんから、

その時の模様のメルマガが届きましたので、

今日はみなさんに、そっくりそのままお伝えしたいと思います。



尚、藤田さんは団塊の世代で、元新聞社勤務、

カラオケの十八番は『みよちゃん』『山谷ブルース』『大阪の女』など。

お酒が大好きで、歌唱力はかなり低めですが、

以外にも、コルトレーンのジャズなんかも聴いているみたいです。



あっ、それと彼のメルマガの最初のほうに出てくる、

M氏というのは…私のことです。

それでは、いってみましょうか〜!



HEISHEI・20(ニイマル)、無責任男のスーダラ雑感・・・

08年1月16日。すべてはM氏のこの一言から始まった。

「藤田(筆者の本名)さんの書くものは、
内容は好きだが、どうも硬くて面白味が無い」。

そもそも、この「egg-コミュニティー」と言うメルマガ、
エクステリア関連企業向けに、業界の指針を示し、
同時にeggの活動を広く知ってもらおうと言う主旨により発刊されているもの。
面白さが求められているわけではない。

にもかかわらず、
「ならオモロイもんを書いたろやないか」と奇妙な意欲を燃やし、
おまけに「もしこのメルマガがバラバラで訳のわからぬものになったら、すべて彼の責任や」と、まったく言われも無い責任をM氏に押し付け、
ついにこのコラムがスタート。

題して「HEISEI・20(ニイマル)、無責任男のスーダラ雑感」。
さて、ほんとうに面白いものになるのか。
そんなことは書いてみないと分からぬ。スーダラ、スーダラ。

   寒風吹きすさむ千里の丘に、蜃気楼を見た。
   (今回のタイトルは、木枯紋次郎風に・・・)
                           

08年1月17日。日付けはどうでも良いのだが、とにかく1月17日、
日本でも最大級と言われる「千里住宅公園」を訪れた。
メンバーは外構屋のおっさん9人と筆者、計10人。
本当は真面目な連中だが、外見上はお世辞にも品が良いとはいえないご一行様。
なんとなく、周囲の視線も冷たい。

駐車場に近い「杜のゲート」と言うところから、
受付嬢に案内図をもらい、足を踏み入れる。

ガーン。すると、第一歩目から圧倒的な風景が目に飛び込んできた。
なにしろ、日本を代表する住宅メーカーの家がずらりと並び、
どの会社も「負けてたまるか!」と、お金にいとめを付けず、
目立ちたい一心からであろう、豪華絢爛たるモデルハウスがズラリと並ぶ。

入場草々時、「これは素晴らしい」とばかりに、一同目を見張る。
もちろん、建物、外構にも、多くの工夫が凝らされ、仕事の参考となる部分も多い。それぞれの批評も飛び交い、一棟一棟熱心に見て回る。

そして、歩くこと約10分。行けども、行けども、豪華な建物が切れることが無い。
切れることが無いどころか、視界の全てにモデルハウスが広がり、
永遠にこの光景が続くんではないか・・・と言った妄想にまで取り付かれる始末。

それもそのはず。この「千里住宅公園」、
日本の有力住宅メーカーが殆ど顔を揃え、55区画、48棟が軒を並べる。
その全てが前記のような、メーカーのプライドをかけた、豪邸ばかり。
その威圧感にさほど時間が経ったわけではないのに、どっと疲れが襲い掛かる。

心の疲労、自分たちには手も出ないような住宅群に対するコンプレックス、
関西には珍しい冷え込みと寒風、これらがマイナスの相乗効果となり、
だんだんと腹立たしささえ感じるようになる。

だが、一概に筆者のねたみ心ばかりとは言えない一面も・・・。
大阪では、今、敷地25坪〜30坪、土地付きで2,800万円〜3,500万円と言ったところが、一戸建て住宅の売れ筋となっている。

大手住宅メーカーの場合は、少しグレードがアップし、土地付きなら4,000万円台、上物(住宅)だけなら、2,000万円〜2,500万円と言ったところが、売れ筋と考えてよい。

このラインと比較すると、目の前で威容を誇る住宅群は、おそらく床面積60坪〜100坪、土地代を考えると「億」と言う単位を想定しないと、手に入らないものばかり。

まるで「エーイ、下がりおろう。てめえら、このモデルハウスが目に入らぬか。
億と言う金を用意できねえやつは、一歩たりとも敷地内に足を踏み入れるんじゃねえ」と叫んでいるようにも感じる。


モデルハウスは「夢を売るもの」と言う意味は分かる。
しかし、果たしてそれだけでこのような住宅群が出現したのであろうか。

本来、企業はそれぞれのポリシーを持つ。
住宅メーカーとて同じで、全てが豪華絢爛を目指しているわけではない。
ならば、豪華な住宅もあれば、質素だがハイセンスを売り物にした住宅があっても良い。比較的小さな建物こそわが社の得意分野と言う企業があっても良い。

そして、いろんな主張の住宅が集まりはじめて、
お客様の気持ちを掴むことができる「住宅展示場」となれるのではないか・・・。

大げさに考えれば、お客様不在の、
ライバル心だけが生み出した砂上の楼閣のようにも見える。
日本人が本質的に持つ、ファシズム傾斜への危険性さえ感じる。

閑話休題

以下、寒空の下、歩き回るうちに浮かんだ筆者の妄想。
モデルハウス建築プロジェクトのチーフと建築士の会話。

チーフ:「オッラー、今度のモデルハウス、どこより目立つものにしてくれ。予算もたっぷり確保した」
建築士:「任して下さい。腕の見せ所、絶対他社には負けません」
チーフ:「おう、絶対他社に負けるな。他社より目立たせろ」

そして3ヶ月、ついにモデルハウスが完成し、視察するチーフと建築士。

チーフ:「完成したな、よくやった。これなら絶対に目立つ。満足々々」
建築士:「でしょう。私も久々に存分に腕を発揮することが出来ました。絶対に他社より目立つこと間違いなしです」

チーフ:「ンー。でも、どこかわが社の路線と違う気もするな。豪華さ、デザイン、最新の機能、すべて最高だが・・・」
建築士:「そういえば、あまり住みたいという気がしませんね。それに、もっと豪華なモデルハウスが横に出来たら、どうしましょうね」

チーフ:「まあいいか。その時はまた壊して建てよう。スーダラ、スーダラ」
建築士:「そうですね。また壊して立て直せばいいんだから。スーダラ、スーダラ」

エキスポ70、というより「万国博覧会」と言ったほうがはるかに似合う千里の万博。高度成長期、1970年の史上空前の大イベントであった。
そのスケールは、各地の花博、愛知万博など比較にもならない。
そこに残された、岡本太郎先生の「太陽の塔」。
これまた、明治以後最大、何の役にも立たない、空前絶後の大建造物である。
もちろん今も大阪を少し不気味で、少し優しく見つめている。
筆者の最も好きな建造物でも有る。

その跡地の一部に築かれた「千里住宅公園」。
万博の名残があるわけでもあるまいが、この一角だけ高度成長期、
あるいはバブル期の亡霊が、かすかに生き残っているような気がした。
まるで、蜃気楼のようであった。
多分、それはあまりの寒さゆえの気のまよいにすぎなかったのであろう。
スーダラ、スーダラ。

千里の丘に北風ピューピュー、心も身体(からだ)もガッチガチ。
                             (りょう)


いかがでしたか?

まあ、こんな感じで(どんな感じやー)

私たち…結構真面目にがんばっているんですよー。(笑)



最後までお読みいただき、感謝です。

今日もきっと、ついてるぞー。

それではまた!

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